コラム

2020/02/24

違法伐採を防止するために!『木材のデューディリジェンス・ガイダンス 本編・実践編』編集のお手伝いをしました

森を守るために!『木材のデューディリジェンス・ガイダンス 本編・実践編』編集のお手伝いをしました

昨年、国際環境NGO FoE Japanさんが発行された『木材のデューディリジェンス・ガイダンス 本編・実践編』の編集のお手伝い(付属資料除く)をさせていただきました!

地球の肺である森。しかし、残念ながら今なお、毎年約331万haもの森林が減少しています。その大きな要因の一つが違法伐採。農地や放牧、鉱山として使うことなどを目的に今も多くの森が伐採されています。

こうした違法伐採を防いでいくには、木材を扱う企業の取り組みが欠かせません。それが「木材デューディリジェンス」です。違法伐採を防ぐために「相当な注意義務」を払うことを意味します。「木材デューディリジェンス」に取り組んでみたいと思っても、どこからどう手をつければいいのか分からない場合がおそらくほとんど。そこを丁寧に解説したものがこの『木材のデューディリジェンス・ガイダンス 本編・実践編』です。

具体的には、体制の構築、情報へのアクセス、リスク評価、リスク緩和、といったプロセスが必要とし、ガイダンスではそれぞれのプロセスを解説し、どんなことに注意をしながらすすめたらよいか、などを丁寧に説明しています。

正直、そのプロセスは大変だと思います。でも、その手間をかけなければ森を守っていくことはできないばかりか、危機的な状態にまで陥っています。


森林保全はSDGsのゴールの一つでもあり、その中で、「2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる」とされています。

2020年...。今年です。ぜひ企業の責任として取り組む企業が一社でも増えることを願ってやみません。
なお、冊子は非売品です。取り組みについてなど関心のある方はぜひFoE Japanさんまでお問い合わせください。

FoE Japanウェブサイトリンク