コラム
2020/06/24
キャンドルナイトもエシカルに
雨が降ったり止んだり、梅雨シーズン、いかがお過ごしですか。さて、先日、6月21日、夏至の日は「キャンドルナイト」でしたね。
私も久しぶりにキャンドルナイト、しかもやるならエシカルなものを...と思い、ミツロウキャンドルを選んでみました。ミツロウはハチが巣をつくるためにハチミツを元につくり出した天然成分。通常のキャンドルは石油由来の化学物質が使われていることが多く、燃やすことによって吸ってしまう心配がありますがミツロウにはそうした心配はありません。
今回はakarizmさんの「くるくるキャンドルづくりおためしセット」(リンク)なるものを購入し、3歳の娘と一緒にキャンドルをつくるところからやってみました。つくり方は簡単。シートになったものに芯を入れてくるくるとしっかり巻くだけ。あとは創作で飾り付け。手の熱で柔らかくなり、またすぐ固まるので小さな子どもでも楽しめました。
そして夜の8時。ご飯も早々に切り上げて点火。キャンドルの灯りに家族一同、ぼーっ。火の影響力って不思議ですね。昔の人は夜がくるとこの状態だったんだよねー、だったら早く寝たくなるねーなんて言っているうちに娘は寝落ちしていました(笑)。ゆらゆらとゆれる灯りをみているうちに私もなんだか眠たくなり...1日の終わりは人工的な灯りではなく、キャンドルの灯りを眺めながら寝落ちできたら幸せでしょうね!
ちなみに、キャンドルナイトは実は原発反対運動がきかっけになっています。
2001年、米ブッシュ大統領がなんと1ヶ月に1基、原子力発電所を建設するという政策を立案。反対するカナダの人たちが自主停電運動を行いました。これをナマケモノ倶楽部の辻信一さんが日本でも実践されたのですが、暗さに子どもたちが怖がったため、キャンドルを灯したところ、その心地よさが評判になったそうです(経緯についてはこちら)。
その後、辻さんとつながりのあった大地を守る会が2003年に「100万人のキャンドルナイト」を呼びかけたことから日本全体に広まりました。電気を消して、環境や平和のことを考えるもよし、日頃の喧騒を忘れてぽーっとするもよし、とスタイルの幅が広がったこともあり、多くの人の共感・参加を集めたように思います。
日の長い夏はまだまだ続くので、電気を消してキャンドルディナーも素敵かもしれませんね。