コラム
2020/07/07
エシカルをポストコロナの強みに
2020年4月30日に、Yahoo! JAPANが運営する「エールマーケット」と世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」の主催で開催されたオンラインイベント「コロナショックから生産者を救うために、私たち消費者ができること ~世界の取り組みに学ぶエシカル消費の可能性~」でのコメントを紹介していただきました。
「コロナの状況をきっかけに、これまでは変われないと思っていたことが、どんどん変わってきています。例えば、農家と漁業、生産者と小売事業者、生産者と消費者などが直接つながり、これまでのボーダーを越える取り組みが日々起こっています」
「そのなかで、事業者にとってもエシカルを意識することは強みになります。厳しい状況下でエシカル、サステナブルといったことに取り組む余裕はないと思われるかもしれませんが、今こそエシカルを意識し、消費者とのつながりや強固なコミュニティを作っていくことが重要になるのではないでしょうか」
イベントは4月30日ということで外出・営業自粛真っ只中の時期でしたが、海外の状況、国内で事業を営まれている方の生の情報をききながら、日頃の「つながり」がこうした危機におけるレジリエンスと深くかかわっていることを再認識しました。その意味では、お客様との「つながり」が強く、深い、エシカル商品の販売事業者は「強み」になるのではないでしょうか。
新型コロナによる貧困や格差の拡大などが深刻化していますが、「エシカル」を強みに、負の影響をはねかえすほどプラスの動きが生み出していきたいものですね。