コラム

2020/11/24

神は細部に宿りたもう

神は細部に宿りたもう

先日、化粧品をネット注文したときのこと。
届いた箱をあけると何やらいろいろ書いてあります。

募金活動をしていること、へちまの壁緑化運動をしていること、古民家再生をしていること。
こだわりのメーカーだったので「いろいろやっているなあ」と説明を読みこむことしばし。
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中でもいいなあと思ったのがこちら。

「資源の無駄を省くため緩衝剤には古新聞紙などを使用させていただいております。ご理解の程宜しくお願いいたします」

山盛りのプラスチック梱包材に辟易したことのある人も多いのではないでしょうか。商品を守るために仕方ないとはいえ、「新聞紙でいいのに...」と思うこともしばしば。とはいえ、店側からすると新聞紙包装が気になるお客様のことを懸念したのでしょう。

こう一言書いてあるだけで脱プラ、新聞紙緩衝剤もうまくいきそうだなあと思いました。

「ブランディングは細部まで形になっているかどうかをみます」

これは先日参加したブランディングセミナーであるブランディング会社の方が言われていたこと。

たとえば、サステナビリティの分野でいえば、「環境保全に取り組むブランド」をうたう会社でも、会議で参加者がペットボトルで水を飲んでいたり、製品の包装材が多かったりすると「このブランドは本気なのかな?」と思ってしまうもの。そんなほころびがでないよう、細部にまで思いを落とす必要があるのだと。いや、むしろ無理やり落とすのではなく(例:会議はグラスの水にしてください令を出す)、自然とブランディングにもとづいた行動になるのが理想なんでしょうね。

 

「神は細部に宿たもう」とはこのことですね!