コラム
2020/12/09
包丁を研ぎ屋に出してみた
コロナ禍、料理をすることが多くなった、という方も多いのではないでしょうか。
我が家も例年より台所に立つ時間が増えている気がします。そこで気になり始めたのが包丁の切れ具合。定期的に自分で研ぎ石で研いでいたものの、どうもキレが悪く、近くのスーパーの来てくれる研ぎ屋さんに出してみました。
実は研ぎ屋さんに出すのは生まれて初めて。
これまで包丁研ぎは自分でやるもの、と思っていたので出したことはなかったのですが、何度研いても固めの野菜の皮などの切れが悪いので一度出してみることにしました。
研ぎ屋のおじいちゃんに預けること10分。
「では切れ具合を確認してください」と新聞を渡されて包丁を入れてみると、見事にシャッシャッと切れるではありませんか。なんて気持ちがいい! やっぱり餅屋は餅屋だなあ、と思わされました。
研ぎ代は1本500円。使いようにもよるそうですが数ヶ月は持つとか。ただ、歯がかなり減っているので買い替えも必要かも、とおじいちゃん。まあ、一人暮らしの時から含めると20年以上使ってますからねえ。
最近は100円ショップでも包丁が売られるなど、調理器具の値段が随分と下がっているように思います。その結果でしょうか。年末になるとごみ置き場で、プラスチックのザルやフライパンなどが捨てられているのをよく見かけます。中にはまだ使えそうなピカピカの鍋なんかもあって、集めたら一通り揃いそうだなあ、なんて思うことも。
元が安いから買い換えればいいやという感覚なのか、もしくはメンテがもともとできない(テフロンがはげた)ものなのか。ごみ捨て場にころんと転がる鍋をみては、「いつから調理器具は使い捨てになってしまったのかなあ」とちょっと悲しくなります。
ごみ削減の一番のポイントはリデュース(発生抑制)。
まだまだおうち時間が増えそうなコロナ禍。これを機会に、調理器具もメンテをしっかりしてあげて長く大切に使いたいものですね。
それにしても包丁の切れ具合、最高です! さあ、何をつくろうかなあ。
追伸:おろし金もメンテしながらながーく使えるものがあります。詳しくはこちら