コラム
2021/12/15
中の人と共に
昨日は冷えました。寒くなると恋しくなるのがチョコレート(私だけ?)。最近は写真にあるレインフォレストアライアンス認証付きのチョコがお気に入り。仕事の合間にほっと一息しています。
このチョコレートは日本生協連さんのプライベートブランドなのですが、2021年の春から、環境や社会に配慮した原料を使った商品に共通のロゴマークを付け、「コープサステナブル」としてシリーズ化されました。たとえば、FSCやRSPO、MSCやASC、有機JAS認証を得た商品などにつけられています(詳細はこちら)。同じマークをつけることによって、注目度、認知度を高めよう、という試みです。
先日、この取り組みをリードされた方のお話をうかがう機会がありました(詳しくはこちら)。「認証を得ている商品に共通ロゴをつける」だけ、と思われるかもしれませんが、関係者の理解や賛同を得たり、該当する商品を確保したり、ロスが出ないように商品の切り替えの工夫をしたりとさまざまな課題を乗り越えながら実現されていることがわかりました。
仕事柄、サステナビリティにかかわる取り組みの「中の人」のお話をうかがう機会が増えました。周りからみるとささやかな取り組みでも、コストはもちろん、会社や関係者の方の理解や賛同、業界の習慣などさまざまな壁を乗り越えるのに苦労されていることがほとんどです。最近では、サステナビリティにかかわる商品や取り組みをみると、きっと「何かしたい」「なんとかしたい」と思う「中の人」が奮闘して実現したんだろうなあ、と思うようになりました。
中には?と思うものや「もうちょっとこうだったら...」と思うものもありますが、単に批判をするのではなく、少しでもよい方向に向いていくよう、想いを実現できるよう、知恵を絞り、汗をかきながら一緒に舟をこいでいく、そんな時代になりつつあるような気がします。