コラム
2022/04/17
引越しもSDGs
新年度に入り、新しい生活をスタートされた方も多いかと思います。
かく言う私も、実は湘南エリアから京都へ引越しをしました。湘南ガールの修行をもっとしようと(心はいつまでもガール 笑)思っていただけに寂しい気持ちもありますが、環境活動の盛んな京都から、またさまざまな発信ができればと思っています。
さて、今回の引越しはアート引越しセンターさんにお願いをしました。営業さんにいただいたパンフレットを見ていると、冒頭でSDGs特集を発見。最近は引越屋さんもSDGsの時代なのか...時代は変わったなあとしみじみ。エコドライブやクリーンディーゼルトラックを推進していること、トラックにAEDの搭載をしていることなどさまざまな取り組みが紹介されていました。
AED搭載車はトラックに表示がある(出典:アート引越しセンター)
とはいえ、引越しはあくまで引越し。「SDGsも大切だけれども、実際の作業の効率や質が大事」なんて私にしては珍しく「実質」を重視していたのですが、SDGsの点からみても引越しの質としても「これはいい!」と実感したことが二つありました。
一つはタブレットを利用した営業によるペーパーレス化。 営業担当の方は若い方でしたが、タブレットを利用しながらとても手際よくサービスを説明。これが本当に感心するほど段取りよく、若い方でもここまでできるようにしているアートはさんはすごい!と思いました(もちろん、営業さんの腕前もありますが)。バックオフィスと確認をとりながら、その場で見積書も作成。従来であれば、「社に一度戻ってから改めてお返事します...」となりがちなところでしょう。現場で完結できればユーザーにとっても待たされることなく即決できますし営業の方にとっても楽なはず。「働き方改革」の一環としてもタブレット利用を推進している、と言う説明が実感できる出来事でした。
もう一つ、感動したのは「エコ楽ボックス」。
引越し作業の大変さの一つに(引越しはこれが5回目!)梱包があります。中でも食器は割れ物だけに気をつかいます。今回貸していただいた「エコ楽ボックス」は発泡緩衝シートで枠がつくられており、その間にポイポイとお皿を入れるだけ。 新聞やプチプチに包む手間は一切なし。とても楽でした。そして割れる心配もなし。これまでは開封後の山のような緩衝材のごみが発生し、一時的なものとはいえ、胸が痛みましたが今回はその心配もなし!ごみを片付ける手間もなく、こんなに気持ちのいいことはありません。
エコ楽ボックスはリユース品なので、開封後はアートさんが持って帰ってくださり、また、どこかで使われることになります。2008年から提供されているサービスとのことですが、これまでに削減されたごみはかなりの量になるのではないでしょうか。
引っ越す人も楽で資源の節約にもなる。一石二鳥な素晴らしい取り組みだと思いました。
(写真:実際にお皿を入れた時の様子(上)。ケースも緩衝材も折り畳むことができるようになっており、スペースを取らない(下))
SDGsの達成年度まであと8年。自社の取り組みを分析し、マテリアリティを見据えながら、具体的な取り組みにまで落とすことが重要です。今回はSDGsが現場まで浸透していることを感じられる、嬉しい経験でした。
SDGsに照らし合わせて自社の取り組みを分析できていない、取り組みまで落とせていない、取り組みを上手く、ステークホルダーに伝えられていないといった組織の方も多いのではないでしょうか。SWAVEでは169のターゲットレベルで分析を行い、取り組みの戦略と立てた上で広報プランを作成するサービスも提供しています。関心のある方はぜひお問合せください。