コラム
2019/07/05
環境・人権・動物・平和に配慮している企業はどこ? 「企業のエシカル通信簿」できました!

「エシカル(倫理的な)消費」という言葉を少しずつ耳にするようになってきました。
とはいえ、環境や人権、動物などに配慮した商品やサービス、企業を選びたいと思っても、「一体どこがいいのやら」とわからないことがほとんどではないでしょうか。
しかも、環境だけではなく、人権やアニマルウェルフェアなど複数分野を総合的に、となるとますますわからなくなります。そこをなんとか改善していければ!と取り組んでいるのが「企業のエシカル通信簿」プロジェクトです。
実施しているのは、全国39のNGOなどが参画する、消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(事務局:認定NPO法人環境市民)。多様な分野を専門とする団体が参画し、環境・人権・アニマルウェルフェアなど七つの項目について調査票を作成、公開情報をもとに、企業とのコミュニケーションを取りながらレイティングしているところがミソ。
2018年度は、家電と外食産業を対象に各5社ずつ調査しました。
夏のボーナスで家電を購入しようと思っている方、通信簿を参考にエシカルチョイスをしてみてはどうでしょうか。
外食産業も、比べてみれば少しずつ違いがあります。チェーンのうどん屋に行くなら、ファミレスに行くなら...通信簿を参考に、みなさんが大切にしたいことを大切にしているところを選ぶのも一つだと思います。
私も調査に参加しているのですが、企業からの返信により「実はこんなことをやってるんだ!」という発見が度々ありました。
どの企業がどんな取り組みをしていたか。課題があったのか。
市民の「手づくり調査」から見えてきたものとは。ぜひ2018年度「企業のエシカル通信簿」プロジェクト報告書をご覧になってみてください!
なお、今回、本報告書の編集ディレクションをさせていただき、家庭やお仕事に活動、学校をかかえながらも「なんとか社会を変えたい!」というみなさんと一緒につくりあげることができました!
SWAVEでは編集ディレクションを含め、多様な広報業務を提供しています。お気軽にお問い合わせください(詳細リンク)。
<2018年度「企業のエシカル通信簿」プロジェクト報告書概要と注文方法>
●仕様:A4版 全64ページ(表紙・裏表紙含む)本文モノクロ・表紙カラー
●主な内容(目次抜粋)
・私たちはなぜ「企業のエシカル通信簿」をつくるのか
・「企業のエシカル通信簿」プロジェクトの進め方
・2018年度の調査結果(家電大手5社・外食大手5社)
・2018年度 各分野の解説~持続可能な開発、環境、消費者、人権・労働、社会・社会貢献、平和・非暴力、アニマルウェルフェア~(24ページ)
・【報告】「企業のエシカル通信簿」第3回結果発表会~対象は家電と外食~
・【付録】2018年度調査票(20ページ)/2016年度、2017年度調査結果 ほか
●販売価格:1,000円/冊(送料別)
【申し込み方法】
申し込みフォーム(こちら)にて、お名前、郵便番号、ご住所、電話番号、冊数、メールアドレスなどをご記入ください。
(入金方法)フォームにてお申込みいただいた後に、お手数ですが下記まで1,000円×冊数に送料を添えて、ご入金をお願いいたします。送料は、1冊:250円 / 2~7冊:360円 / 8~10冊:510円 です。
発行日以降、着金を確認後、ご指定のご住所にお送りします。大変恐れ入りますが、振込手数料はご負担くださいますようお願いいたします。
振込先:滋賀銀行 東山支店 普通 416915
特定非営利活動法人環境市民理事杦本育生(トクテイヒエイリカツドウホウジンカンキョウシミンリジスギモトイクオ)
【問合せ】消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク事務局(認定NPO法人環境市民 内)
電話 075-211-3521 e-mail ssrc@kankyoshimin.org
2019/06/20
食は強力なメディア

美味しそうなシュークリームでしょう! 美味しかったです 笑。
6月8日、渋谷で開催されたトークイベント『マダガスカルとアマゾンの森のなかで共生する農業』に参加し、そのワークショップの一つとしてシュークリーム(正確にいうとカスタード。皮は先生作)をつくってきました!
このシュークリーム、ちょっと特別なんです。どこが特別かというとカスタードに入っているバニラ。
本物のバニラ(それだけでも特別だけど)、しかもマダガスカルでアグロフォレストリー栽培されたものをたーっぷり使っているんです。
アグロフォレストリーとは、森の生態系を活かしながら多様な作物を栽培することによって森と人を守っていく農法として注目されています。詳しくはIdeas for goodさんに掲載していただいたのでぜひご一読ください(リンク)。
今回、このスペシャルシュークリームづくりを御指南くださったのはサステナブルフードディレクターであり、ピエール・エルメ・パリ、イタリア本土星付きレストラン等を経て都内店舗で料理長を務めた、SFFID.incの松山喬洋さん(写真左)。
本物のバニラは、人工的につくられたバニラとは似て非なるもの。
その香りは八丁味噌のような、よく生い茂った森のふかふかの土のような複雑な香り。参加者の方と「これはカルパッチョの風味づけにしたらいいのではないか」などと奇想天外なレシピに花が咲きました。
火を入れると、一転、うっとりするようなあまーい香りに。
食後にいただいた、バニラの鞘を使った紅茶のこれまた美味しいこと! 優しい甘い香りにとろーんとした気分になりました。
「食は五感以上に人に何かを感じさせることができるツール」と松山さん。
確かに、触ったり、香りを楽しんだり、色をよく見たり、五感をフル活用しながら、マダガスカルをぐっと身近に感じられたワークショップでした。
私も、以前、シドニーに滞在していた際、MSC認証を取得したレストラン(Fish&Co)をヒアリングしたり、社員食堂で地産地消をすすめるプロジェクトに関わった際、「食は強力なメディアだ」と感じていたのですが改めてやっぱりそうなんだ!と実感。
さらにプロの手にかかれば五感以外のフィーリングも刺激されます。食を通じて伝えていけることってたくさんありそうでワクワク。
ちなみに、マダガスカル産アグロフォレストリーバニラを日本に持ってくるためのクラウドファンディングを7月1日まで募集しています(こちら)。私も応援しました! 森と人を守っていく力に、あなたもなってみませんか。
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2019/06/20
今日もPlogging!

Plogging(プロギング)とは、ジョギングしながらごみ拾いをすることを意味する言葉でスウェーデン発の取り組み。
ちょっと前にIdeas for goodさんで記事を書かせていただきました(リンク)
私の場合、へなちょこなのでジョギングはしておらず、子どもの保育園の送り迎えついでに見つけたら拾っています。
ほんの6、7分なのですがあるわあるわ。
しかも毎日何かしら見つけます。
これが風に吹かれ、川へ落ち、ゆくゆくは海へ行くわけです。
2050年には重量ベースで、プラスチックごみが海洋生物の合計重量を超える、という試算もあるほど私たちは毎日のように海へプラスチック製品を捨てています。その量、年間約800万トン。
アザラシやウミガメなど約700種類もの哺乳類や魚類のうち、92%がプラスチックによって傷つけられたり死んだりしている、という調査もあります。
「ごみはごみ箱へ」が第一歩ですが、根本的には、一刻も早く、ごみの発生の少ないライフスタイルへシフトさせていくことが大事です。
写真はある朝拾った成果物。
参考:今、世界で起きている「海洋プラスチック」の問題(WWF)
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2019/06/14
空港にフェアトレードチョコのお土産、あったらいいな

いやーとっても美味しかったです。「ショコラッペ・カラマンダリン」。
大手メーカーに匹敵するほどのフェアトレードチョコを使用しているというバニラビーンズさんにみっちりその背景をうかがってきました(ideas for goodに掲載 記事はこちら)
最近、こだわりのチョコレートが増えてきたように思いますが、板チョコだけではなく、ラペや焼き菓子など製品の幅が広がっていくと消費者の選択も増えますね。
個人的には国際空港でお土産としてフェアトレードチョコがあったらいいなあと常々思っており、リクエストしておきました。
国際空港ってだいたいチョコが売られていると思うんですが、フェアトレードチョコって滅多にないんですよね。ヒースロー空港で一度みかけたかな。
和のテイストを活かしたエシカルなチョコがあったら、海外の方へのお土産として選びたいなと思うんですがどうでしょう。その前に自分買いしちゃうかな。
(写真はバニラビーンズさんご提供)
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2019/06/06
プレスリリース 8つの方法

先日、といっても約1ヶ月前ぐらいになってしまいますが、久しぶりにプレスリリース作業をしました。
配信した内容は5月29日に水Do!ネットワークが開催したRefill Japanキックオフイベント(詳しくはこちら)の予告。
久しぶりのプレスリリースとあってワクワク。
が、しかし。
プレスリリースの基本作業であるFAX送信がさくっとできないことが判明。
というのも、水Do!ネットワークのオフィスは東京にあり、私の住まいは藤沢市。
わざわざFAXのためにオフィスまで行くわけにもいかず、かといってコンビニから送ると1枚50円かかる上、1枚ずつしか読み込んでくれないため、2、3時間立ちっぱなしの作業になってしまいます。
なんとかならないかなあと考えていたところコワーキングスペースの利用を思いつきました。
調べてみると藤沢駅の近くにあり、2時間600円。FAXは1枚10円。
そして、複数枚同時読み込みOK(うれしくてなんども電話で確認してしまいました 笑)
ということで、めでたくコワーキングスペースにてちゃんと座って!配信作業ができました。
オフィスやFAXがなくプレス配信で苦労されているみなさん。
コワーキングスペース、おすすめです!
さて、プレスリリースの方法を簡単にまとめてみました。
1 FAX
2 記者やメディアにメール
3 メディアのウェブサイトにある情報受付ページ
4 記者クラブでの配布
5 記者会見
6 メディアキャラバンなど直接会う
7 郵便
8 SNS
今回、8にあげた「SNSでの受付」が増えていることに気づきました。
例えば「#ABC houdouというハッシュタグをつけてツイッターで情報をお寄せください」(#ABC houdouはあくまで例)といったものです。
数年振りの作業でしたが、以前はこの手の方法はあまりなかった気がします。
ただ、今回やってみましたがヒットはありませんでした。
効果のほどは?ですが、とりあえず8番目として加えてみました。
テレビ局は特に、SNSや3番目にあげてあるウェブでの受付が多く、代表電話(報道や番組直通電話は分からないことが多い)にかけると「担当記者を知らない方にはご案内できません」と門前払い。
その担当記者さんに巡り会いたいんだけどなあ。
7の郵便。やったことありますか? 大変なんですけどちょっとおすすめです。
新聞を見ていてこの記者は!と思った方がいたら手紙と共にプレスリリースやご案内資料を送るんです。以前、何度かやって実際に記者さんとつながったことがあります。
超アナログ手法で時間はかかりますがなんだか楽しいので一度やってみてください。
今回はリソースの良さもあり、多くのプレスのみなさんのご注目をいただき、今、着々と記事化していただいています。
問題はプレスリリースの前に立てたPR計画に沿ったパブリシティになるかどうか。
プレスリリースは終わった後もワクワクどきどきです。
写真はキックオフイベントの様子。携帯撮影なので粗いなあ......
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