コラム

2021/05/02

SDGsビギナーのためのスタートアッププログラム

SDGsビギナーのためのスタートアッププログラム 開始のお知らせ

持続可能な開発目標、SDGs(Sustainable Development Goals)の達成年度2030年まであと10年を切りました。すでに、実現に向けて行動する「行動の10年」に入っています。

 

しかし、「SDGsに取り組みたいと思いつつも、着手できていない」「どこから手をつけたらいいのか分からない」という方もまだまだ多いのではないでしょうか?

そこで、SDGsビギナーの方のためのプログラムをつくりました。
このプログラムを通じて、ひとりでも、一組織でも多くの皆様がアクションを起こす機会になればこんなに嬉しいことはありません。

将来世代のために、最初の一歩を一緒に踏み出してみませんか?

 

(こんな方におすすめ)
・SDGsに取り組んでみたいけれどもどう取り組んだらいいのかわからない
・自社の取り組みがSDGsにどう関連するのかわからない

 

(得られるもの)
・SDGsとは何かが分かる
・SDGsと自社の事業の関連性を整理でき、行動を起こしていくための基礎固めができる

 

<プログラム内容> 以下の内容を一組織ごとに行います。クローズドですのでご安心ください。
セッション1 自社の事業を説明してみよう
御社の事業をご説明していだきます。特にSDGsに関連した内容がなくても全くかまいません。

セッション2 SDGsを知る
SDGsとは何か、まずは基本を押さえましょう。実際にどんな取り組みがあるのか事例も交えながらお伝えします。1on1なので「今さら聞けない質問」も安心してできます。分からないことはここですっきりしましょう。

セッション3,4 SDGsと事業の関連性を整理する(全2回)
セッション1,2をもとに、事業とSDGsの関連性を整理していきます。

 

本プログラムはここまでとなりますが、SDGsの取り組みの醍醐味はこの後。事業を通じていかにSDGsの実現をはかるか、という点にあります。さらに次のステージに踏み込んでチャレンジしたい方はプログラム終了後にご相談ください。

こじんまりしたセッションで安心感を大切にしながら、SDGsの実践に向けたしっかりとした土台を一緒につくります。2030年に向けて、SDGsを活用しながら事業の発展を見出していきましょう。

 

<スタッフ紹介>
・SWAVE サステナブルコミュニケーションプランナー 有川真理子
持続可能な消費に関する企業・自治体との協働事業コーディネートを多数経験。また環境NGO、オーガニック食品会社などでの20年以上にわたる広報経験を活かし、サステナビリティを高めるための広報支援を行っている。詳細はこちら

・SWAVE シニアアドバイザー  川本充
オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学大学院国際関係学修士、京都大学大学院博士課程単位取得退学。専門は、国際関係学及び地球環境学。20年以上にわたり地球環境ガバナンスやSDGs・ESG等についての研究・教育に従事。最近では、「SDGsとビジネス」に関する研究の一環として、良品計画との共同研究プロジェクト(2018年度-2019年度)等に取り組む。
message:いっしょに、SDGs達成に向けて取り組みましょう!    

 

【費用】 100,000円(税別)

 

【申込み方法】
申し込みフォーム(こちら)より必要事項をご記入の上、お申し込みください。事前に質問がある方はお気軽にお問い合わせください(メールはこちら)。

 

(備考)
・1セッションは最大90分。基本、オンラインでのセッションとなりますので全国どこからでもご依頼可能です。(オフラインでの開催も可能ですが、その場合の会場費、スタッフの交通費実費、出張手数料(1回3,000円)をご負担ください。また、基本的に1時間程度でおうかがいできる場所(藤沢市内発着)とさせていただきます)
・実施期間は全体を通して基本3ヶ月程度を目安としてください。
・同業者の方のお申し込みはご遠慮ください。

 

2021/04/22

残念なプレスリリース タイトル

残念なプレスリリース タイトル

仕事柄、サステナビリティ、特に環境面での取り組みをPRするプレスリリースをみる機会が多くあります。

しかし、中には、プレスリリースの第一関門となるタイトルの時点ですでに魅力がうまくPRできていないものも少なくありません。

取り組みはいいのに、世の中にもっと広めよう!というところでどん詰まってしまっている。もったいなくてしょうがありません。

 

「本文で説明すればいいのでは」と思われるかもしれませんが、タイトルで面白くなければ忙しいメディア関係者には見てもらえません。せっかくいい取り組みをしているのにタイトルで捨てられてしまうのはもったいない!の一言。

そこで今回は自戒も込めてサステナビリティを伝える際のプレスリリースのタイトルについて考えてみたいと思います。



メディアが報道したくなるポイントを考える際に役立つのが「PR IMPACT®️」(参考参照)。これは電通さんが作成したオリジナルメソッドで、メディアが報道したくなる6つの視点がまとめられています。

その一つが「社会性」、つまり、伝えたい事柄が社会にどう役立つのか、です。

サステナビリティに関連する事柄の場合、もともとこの社会性はクリアしているので無理やりつくる必要はないというのが一つの利点になるのですが、そこに甘んじているのか、タイトルの時点ですでに力が抜けてしまっているようなタイトルもあります。

たとえば、

 

 「ABCシステムを開発」

 「A地域でABC認証を取得」

このタイトル、みなさんはどう思われますか? 取材したい!と思うでしょうか。これだけでは何のことかわからない、という人が多いのではないでしょうか。

しかし、実際、ほぼこれに近いプレスリリースタイトルを何度かみかけたことがあります。

これではせっかく社会性というウリポイントがあってもみてもらえません。

発信している人からすると、ABCシステムはごみ削減に役立つシステム、ABC認証は森林保全に役立つ認証といった認識が当たり前になっているのかもしれませんが、はじめてみる人にとってその価値は全くわからないと考えるべきでしょう。

 

せっかくの社会性を活かすのであれば

 「SDGs目標12 食品ロス半減貢献 飲食店向けABCシステムを開発」

 「四国地域初 A(地名)で 森林保全に貢献するABC認証を取得」

など、具体的な訴求ポイント、最近のキーワードなどをタイトルにしっかりと入れ込むことが大事です。

当然、このタイトルに続く文章では、このタイトルを補完すべく、どうSDGs目標12の簡単な説明や食品ロス問題の現状、いかにこのシステムが食品廃棄物削減につながるのか、具体的なデータ、写真などを伝えていく必要があります。

最近は有料プレスリリース配信システムを通じて、メールのような形でプレスリリースを受け取る機会も増えています。メールの場合、タイトルは前から18文字程度が開封されるかどうかの決め手と言われています。つまり、タイトルを工夫するだけではなく、さらに前半18文字でビビッとくるようにしなくてはいけないのです。

サステナビリティの取り組みの推進は言うまでもなく待ったなしです。

サステナビリティに関連する取り組みがもっと報道されるように、ぜひタイトルから温度あげて仕込んでいきましょうね!

 

<参考> PR IMPACT®️
Inverse 逆説、対立構造
Most 最上級、初、独自
Public 社会性、地域性
Actor/Actress 役者、人情
Keyword キーワード、数字
Trend 時流、世相、季節性

 

詳しく知りたい方は『PR思考』翔泳社がおすすめ。

注意)正しい英語のスペルはIMPACT。ここではCがKになっているのでご注意を。



2021/03/15

3/15 世界消費者権利の日に眺めたい8つの権利と4つの責務

3/15 世界消費者権利の日に眺めたい8つの権利と4つの責務

今日、3月15日は世界消費者権利の日です。

1962年にケネディ大統領が、後の消費者行政の基本理念となる消費者の4つの権利を「消費者の権利・消費者の利益保護に関する特別教書」の中で発表したのがこの日でした。

その四つの権利とは以下のものです。

1 安全を求める権利
2 知らされる権利
3 選ぶ権利
4 意見を聞いてもらう権利

さて、これらの内容についてどんなことを感じますか? そもそも「こんな権利があったなんて知らなかった」という方もおられるかもしれません。

エシカル消費を例に考えてみましょう。

選ぼうとしている商品がエシカルなのかどうか、「知らされる権利」は確保されているでしょうか。エシカルな商品を「選ぶ権利」についてはどうでしょうか。また、エシカルな取り組みをもっとやってほしい、エシカルな商品をもっと取り入れてほしい、といった「意見を聞いてもらう権利」についてはどうでしょう。

考えてみると、消費者の立場、そして売る側、企業としての立場、NGOの立場、などから思い浮かぶことがあるのではないでしょうか。

消費者の権利はその後、世界消費者機構(CI)によって四つの権利が追加され、現在では以下八つの権利が世界共通の消費者権利となっており、日本の消費者基本法にも定められています。

  • 健全な生活環境が確保される権利
  • 安全が確保される権利
  • 選択の機会が確保される権利
  • 必要な情報が提供される権利
  • 消費者教育の機会が提供される権利
  • 消費者の意見が消費者政策に反映される権利
  • 被害者が適切かつ迅速に救済される権利

消費者の立場からこれらを眺めると「まだまだ私たちの権利は確保されていない!」と不満を覚える方もおられるかもしれません。しかし、私たち消費者はこれらの権利が保障されるのを受け身で待っている存在ではありません。

世界消費者機構(CI)では消費者の責務として以下四つの責務を提唱しています。

  • 批判的自覚:購入する物質やサービスの価格と品位について、批判的自覚をもつ責任。
  • 行動すること:正しいと信じることを主張し、公正な取り扱いが得られるように行動する責任。
  • 社会的関心:自分の消費が他の人々、特に不利な立場の人々や力のない人々に与える影響について、自覚する責任。
  • 環境への自覚:自分の消費がどのような影響を環境に与えるかを理解する責任。
  • 連帯:消費者の利益を増進させ、守るために、力を強め、影響力をおよぼすことのできる消費者として連帯する責任。
     

これら四つの責務をみていると、急に正座をしたくなる気分になるのは私だけでしょうか。
決して消費者の権利だけを振りかざすだけではなく、問題の解決に向けて、自ら主体者となってかかわっていくことの大切さが浮かび上がってきますね。

エシカル消費についてこれらの権利、責務について考えると、個人として、組織としてすべきこと、企業にとっては事業の可能性も見えてくるのではないでしょうか。また、これらの課題は決して一人、一組織だけでなし得るものではなく、パートナーシップによってコレクティブインパクトを重視していくことの大切さも感じます。

世界消費者権利の日の今日、改めて八つの権利、四つの責務をセットで眺め、これからのアクションについて考えていきたいものですね。 

 

2021/03/01

テレビ局へのプレスリリースにもんもん......

テレビ局へのプレスリリースにもんもん......


「特に担当者の名前をご存知でない場合はおつなぎできません」

最近、テレビ局にプレスリリースをした時のこと。ある番組の報道担当につないでもらおうと思い、代表番号に電話をしたのですが、窓口の方にこうあしらわれてしまいました。

個別の担当者の名前まで求めるなんて。電話口でしばらく考え込みました。

昔(10年前くらい...)は、特定の担当者の名前まで知らなくても、とりあえず部署の方にはつないでいただいたように記憶しています。それが、昨今のテレビ局は「どの番組の誰あてなのか」がわからないとつないでくれないところが増えているようです。

テレビ局からすると、毎日、山のようなプレスリリースが届いてやってられない! 必要な情報はこちらから取りに行きます、ということなのかもしれませんが果たしてこれでいいのでしょうか。

特にNGOなどマンパワーの限られた小さな組織にとって、メディアの特定の誰かとつながるのは時間も労力のかかるもので、個別の担当者などそうそう知り合えるものではありません。社会をよりよくしていこう、そのためになんとかメディアにリーチしたい、と思っても「担当者を知らなければつなげません」と言われてしまえば、情報を届けることすらできません。

こうなると、資金力もあり、マンパワーもある組織だけが大手メディアにリーチしやすくなる、つまり、ますますお金と権力を持った組織が声を強められるようになってしまう。そう思ってしまうのは考え過ぎでしょうか。

確かにプレスリリースの内容や質は玉石混交でしょう。内容がわかりづらいもの、商品の単なる宣伝的なもの、何かに対して苦情を言っているだけのもの......そんなものもあるかもしれません。それでも、テレビメディアは公器であるはずです。

もう一度、小さな声を拾う手間ひまをかけてくれないかな。

ぷーぷーぷー。もんもんとした思いが込み上げて、あっさりと切られた電話の受話器をすぐに置くことができませんでした。

 

追伸:さすがにNHKさんは丁寧に対応してくれます。

 

2021/01/30

手づくりブーム エシカル消費ルネッサンスになるか?

手づくりブーム エシカル消費ルネッサンスになるか?

おうち時間、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近、我が家ではピザづくりにハマっています。
そんな話を環境市民のメールマガジンに書いてみました。みなさんが最近ハマっている手づくり品はありますか?


「手づくりブーム エシカル消費ルネッサンスになるか?」

ピザのつくり方はいたって簡単。
小麦に酵母を入れて捏ねて待つことしばし。
さらに捏ねてはのばしてチーズや玉ねぎ、好きなトッピングをのせて焼くだけ。
たいしたものではありませんが、手前みそならぬ手前ピザは格別な美味しさがあります。

小麦は、プレハーベストやポストハーベストの心配のない国産小麦や、
食品添加物の入ってない天然酵母を使用。

自分が納得する素材を選べるのも手づくりの良さです。

手づくりしてみるといろんな気づきがあります。
特にエシカル消費につながる学びがあります。

家で手作りを経験した上で市販のものをみると添加物が何か一目瞭然に。
「化学調味料(アミノ酸等)をいれなくても十分美味しいのに
なんで入れるんだろう」

そんな素朴な疑問も湧いてきます。

また、市販のものと同じような甘み、塩味にしようとすると、
大量の塩や砂糖が必要になることに気づき、
市販のものには一体どれだけ入っているの!?と驚きます。

酵母はその日の気温や湿度で反応が変わり、面倒でもありますが、
面白さもあり、本当のパンづくりは太古の昔から共存してきた生き物の力を借りていることにも気づかされました。


コストもしかり。
自分でつくると安くて美味しいのは確かなのですが、
その手間ひまの人件費を考慮すると、
「なんで市販品はあんなに安くできるんだろう……」と疑問に思うことも。

 

コロナを機に、手づくりに親しむ人が増え、アフターコロナに少しでも
健康や環境に配慮した製品が生まれるきっかけになれば、と思う今日この頃です。



(補足)
・ポストハーベスト:収穫後農薬を散布すること。残留する可能性が高い。
・プレハーベスト:収穫前にに、収穫を楽にするため、除草剤散布すること。米国、カナダで増えているといわれる。除草剤として最も多く使われているのが発癌性が指摘されているグリホサート。

ちなみに日本ではグリホサートの残留基準が2017年に緩和されるなど取り組みが後退している。

 

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